竣工1周年を迎え

理事長 栗原英治
(くりはら えいじ)

 

  おかげさまで10月1日をもって病院移転1周年を迎えることが出来ました。これも皆様方のおかげと心より感謝申し上げます。また、開院当初は何かと不慣れな点も多く、多大なご迷惑をお掛けしました事を深く反省しております。「地域医療のために全力をつくす」の理念のもと、「24時間365日脳外科患者さんを断らない」という姿勢で、医療体制を整備し、従来の診療に加え、「脳卒中センター」「消化器センター」を開設、救急医療の積極的な取り組み等、地域の皆さまに少しでも貢献できる病院を目指しがんばって参りました。しかし、患者様が納得する医療が提供できたかどうか、不満の残る結果となりました。今後はいかにその期待に近づけるかが課題だと思っています。1年で得たご意見や経験を活かし、医療、スタッフ、それをとりまく環境の整備を図り、より一層愛される病院を目指して今年のスローガンを 『充実』とし、更なる前進を遂げる所存です。今後とも一層のご愛顧、ご支援を賜りますようよろしくお願い申し上げます。

院長ご挨拶

病院長
潤井 誠司郎
(うるい せいしろう)

 

昨年平成24年10月1日に現在の"新順心病院" に移転して1年が経ちました。しかしまだわずか 1年しか経っておりませんのにもうすでに何年も 現病院で診療しているような錯覚すらいたします。一般外来患者さんと救急搬送患者さんが狭い同じ出入口からの対応であったこと(現在は全く別の導線になっています)、手術室も狭い1室での対応で時間待ち・順番待ちを強いられていたこと(現在は3室で同時並行手術が可能)、一台のMRIで対応していたこと(現在は2台)、血液検査もすべて外注であったこと(現在は大半が院内で迅速に実施可能)、手書きのカルテやフィルム写真で患者さんの状況が把握しにくかったこと(現在は電子カルテで一瞬にして情報が得られます)、狭くて古い病室で我慢していただいていたこと、などなど、隔世の感がいたします。しかし、ハード面は変わりましたものの24時間365日脳外科患者さんは絶対断らないという基本姿勢は全く変わっておりません。おかげさまで地域住民の皆様から、この地域はいざ倒れた時にはたらいまわしになることなく確実に診ていただけるから安心、との声を聞く機会が確実に増えてきていると実感いたしております。このうれしいお言葉を糧(かて)に、なお一層質の高い医療のご提供のために全力を尽くし、ますます地域医療に貢献して参りたいと思います。

竣工1周年食事会

10月1日(火)竣工1周年を記念して、職員食事会が開かれました。冒頭、理事 長、院長より、各職員へ労をねぎらうお言葉に、職員からの花束贈呈で食事会は始まりました。和食、洋食、デザートと、 ボリュームありで、シフトで参加できなかった職員さんへもテイクアウトされました。職員間の交流も深まり、良い会になりました。

 

地域連携室だより

地域連携室 師長
岡本 香緒里
(前列右)

 

当院は「地域医療のために全力をつくす」という病院理念のもと脳疾患治療に24時間365日対応しています。そこでかかりつけの先生から「いつもと様子が違うから検査をうけていらっしゃい」とご紹介をいただき、検査の予約の連絡が入ります。また、救急車で意識のない患者さまが来られた時はご家族だけでなく、ケアマネージャーさん、訪問看護師さんやかかりつけの先生から普段の様子を教えていただきながら治療やリハビリが始まります。その時々の状態で医療や介護、また医療費や福祉の相談なども地域連携室に飛び込んできます。治療を終えられた患者さまの中には麻痺が残ってしまったり、高次脳機能障害で、今までとは全く違った生活になられることが少なくありません。そこでリハビリ病院への転院支援や、退院後ご自宅で医療や介護を受けて頂けるように退院支援が始まります。このように入院から退院まで、また退院後も安心して生活ができるように、地域の医療機関や介護部門と連携を繋いでいます。地域連携室には看護師3名とソーシャルワーカー1名、事務員1名が勤務しています。 「地域の中でその人らしい生活ができる支援」をモットーに地域のつながりを大切にしたいと考えています。

院内研究発表会

平成25年10月19日(土)に開催された院内研究発表会で、リハビリテーション課、畑奈宜さんと澤成子さんの研究発表「咽頭反射と経口摂取の関連性について」が最優秀賞を受賞しました。 

ボーリング大会

8月8月24日に今年で第3回目の恒例?となった順心病院開催の納涼ボーリング大会が行われました。参加人数は弁野副院長をはじめとした職員63名、職員家族54名(うち子供47名)の総勢117名とたくさんの参加がありました。豪華?商品には栗原理事長をモチーフとした「極・瘤殺し」もあり、会場は熱気に包まれ、スタッフも元気いっぱい和気あいあいとゲームを楽しみ、日頃の疲れをリフッシュできたと思います。来年も第4回目の開催ができるように日々の業務に励んでいきたいです。
[幹事部署:リハビリテーション課]